2022/09/25 21:25

地球規模で環境問題に直面する現在、ワイン業界でも今後も積極的に取り組まれようとされているのが、カーボンニュートラルです。
既にシャンパーニュのルイナールは、
従来のギフトボックスより9倍軽く、二酸化炭素排出量を60%削減した、ヨーロッパの木質製のセカンドスキンという100%リサイクルが可能なパッケージに切り替えています。
ルイナールはカーヴでLEDの電球だけを使い、航空機での輸送は止め、フランスの流通では、60%のボトルは最後の1キロを自転車や電気自動車で運んでいるそうです。
シャンパーニュメゾン最大手のLVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンは、畑で除草剤を全廃し、サステイナブル農法を強化する方針で、2位のヴーヴ・クリコもブドウの廃棄物と再生紙を組み合わせた生物分解性100%のギフトボックス採用の取り組みをしています。
地球温暖化はぶどうの収穫時期にも影響するので、今後ますます、ワイン業界もぶどう育成やワイン生産、流通の過程で環境問題の取り組みが広がっていくことは間違いありません。